研究課題
若手研究(A)
この研究プロジェクトは、敷地選定(風水、堪輿、四神相応とも呼ばれる)に関係する東アジアの前近代の信仰と慣行に焦点を当ててきた。敷地選定に関連する慣行が歴史的に、ならびに空間的な広がりとともに、「どのように変化し」、そうした概念が東アジアへの伝播にあたって、「どのように他の宗教伝統の一部となったのか」を調査するものである。
日本古代史・思想史
一次資料のテクスト分析と二次資料の精読を組み合わせることで、本研究課題の結果は、(1)東アジア全般、ならびに特に日本における敷地選定の様々な形態の理解、(2)多様な種類の敷地選定の識別(墓、民家、都市、軍営など)、(3)地理的(中国から朝鮮半島および日本へ)および時間的な(約紀元前3000 年から西暦800 年まで)理論・実践上の知識伝播、という上記3 つである。