研究課題
若手研究(A)
ニジェールをはじめとしたサハラ南縁地域における土地制度や日常的な相互行為をめぐる現地調査および文献調査を行い、その成果を査読付き学術論文7本(うち英語論文2本)、編著書5冊(うちフランス語の編著書1冊、英語の共編著書1冊)、口頭発表20回(うち英語による発表4回、フランス語による発表2回)等のかたちで公開した。
文化人類学
サハラ南縁地域における土地をはじめとした所有の研究を通じて、土地が不可侵の所有物というより他者に負う贈与物であるという事態を解明し、西欧近代的な所有観の限界を明らかにした。またこの研究から「負債」という新たな研究テーマを析出し、国内外の研究者との共同研究を展開する基盤を整備した。