主要な研究成果は以下である。(1)名目金利がゼロの下でのマクロ経済政策の効果についての理論分析を行った。 (2) 資産価格変動を考慮した財政金融政策運営のマクロ経済への影響を、様々な資産の価格を考慮したり、金融市場が完全な場合、不完全な場合の両方を考慮するなどしてその政策効果を理論的に分析した。また、日本経済が過去に資産価格変動を考慮したマクロ経済政策を行っていたかについての実証分析を行った。(3) 財政の持続性の観点から、課税政策によってどの程度の税収が得られるかラッファー曲線に関する分析を行った。
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