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2018 年度 実績報告書

表現する組織:イノベーションの実現における芸術・人文学的知識の役割についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 15H05394
研究機関一橋大学

研究代表者

木村 めぐみ  一橋大学, 大学院経営管理研究科, 特任講師 (50711579)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードイノベーション / デザイン / 創造性 / クリエイティブ産業 / ビジネス / コミュニケーション / 学際研究 / パブリックエンゲージメント
研究実績の概要

本研究では、イノベーションの実現における芸術・人文学の役割として、英国の芸術・人文学研究評議会(AHRC)等が助成する、イノベーションに資する芸術・人文学研究・教育事業の調査、芸術・人文学の知見を導入した、イノベーションに関する観察や研究の可能性の探求を行った。その結果、次の三点が明らかになった。第一に、イノベーション研究は、経済的、技術的な観点で進められてきたが、文化的、哲学的な視点を導入することによって、より創造的な議論へと進むことができる。第二に、このような議論を進めるには、芸術・人文学から社会科学を横断し、人とその仕事の社会とのつながりの性質(ビジネス、コミュニケーション、デザイン)や、その質的階層(実践的、知的、創造的)による類型化が必要である。第三に、このように時空間と人の活動の関係性を中心にイノベーションを再考してみることによって、情報技術の高度化に伴う新しい社会科学の役割として、イノベーションを促進する研究実践についての議論も行うことができる。
最終年度に当たる2018年度は、研究成果の取りまとめとして、工業化が進んでいた時代とは異なる、インターネットの普及、デジタル技術の進歩、メディアのパーソナル化による、表現の時代のイノベーションについての概念的枠組みを検討した。さらに、本研究を応用し、複雑とされ、学際研究が要請されるような社会的課題に取り組む、情報技術の高度化に見合った社会調査や質的研究の手法について検討した。この手法を通じて、「大学文化(と社会との関係)を変える」ことを目的としたパブリックエンゲージメント事業など、多様な人や組織が関与する、クリエイティブ経済特有の事業に関わる組織や戦略の研究に向けた議論も開始することができた。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 一橋大学イノベーション研究センターリサーチライブラリー

    • URL

      http://pubs.iir.hit-u.ac.jp/admin/ja/pdfs/index

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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