電界による磁壁駆動を目的として、電界効果を利用した磁壁ダイナミクス制御に関する研究を行った。得られた主な成果を以下にまとめる。1. ジャロシンスキー・守谷相互作用の電界変調を通した高速磁壁移動の制御に成功した[Science Advances (2018)]。2. 磁化反転過程(磁壁移動型かニュークリエーション型か)に依存して保磁力の電界変調の符号が反転することを見出した。[Phys. Rev. B (2017)] 3. 電界誘起相転移と強磁性ゲート電極を組み合わせて外部磁場を印加することなく強磁性ワイヤ中への磁区書き込みを実証した。[Appl. Phys. express (2018)]。
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