研究課題
本研究では、高圧・低温・高磁場の多重極限環境下で用いる非偏極中性子回折用高圧力ル、および中性子3次元偏極解析実験用の完全非磁性ハイブリッドアンビルセルの開発に成功した。これらの圧力セルを用いて、(1)圧力誘起巨大強誘電分極を示すぺロブスカイトマルチフェロイクスTbMnO3に対して、高圧力下実験としては世界最高磁場下での中性子回折実験に成功し、巨大電気分極の発現機構を解明した。また、(2) 世界で初めて高圧力下中性子3次元偏極解析実験に成功し、デラフォサイトマルチフェロイクスCuFeO2の圧力誘起強誘電相の磁気構造を決定した。これらは、英国大型パルス中性子施設ISIS、およびフランスの大強度原子炉中性子施設ILLにおいて開発しており、今後はマルチフェロイクス物質に止まらず、他の新奇圧力誘起物理現象の解明に貢献するものと考えられる。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 3件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 3件、 招待講演 3件) 備考 (2件)
Inorganic Chemestry
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