La2-x-ySrx+yLiH1-x+yO3-y (LSLHO)がH-固体電解質として機能することを見出し,H-導電現象を利用した電気化学デバイス開発の可能性を示した. LSLHOを常圧下で合成する手法を確立した.低H-量の組成では生成物が合成時の圧力に依存しなかったのに対し,高H-量のSr2LiH3Oでは、格子内の空孔が規則配列した超格子構造をとることが明らかになった.この規則配列した空孔は375℃で不規則配列し,これに伴って導電率は0.1mS/cmに急激に上昇した. SrをBaで置き換えたBa2LiH3Oの合成し,300℃で10 mS/cmを越えるH-超イオン導電性を示すことを見出した.
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