研究課題
新世代の高磁場応用材料候補として鉄系高温超伝導体に着目し、バルク超伝導磁石の作製方法の確立と、磁力基礎特性の評価を目的として研究を行った。平成27年度には、組織的均一性に優れた鉄系高温超伝導多結晶バルク体の作製を目指すとともに、着磁法、及び捕捉磁場の測定法を確立するための予察的な検討を行った。以下に得られた成果を箇条書きに記す。1.等方高圧熱処理法により試作した、直径10mm、高さ20mmのサイズの円盤状鉄系高温超伝導バルク体に対して、冷凍機冷却下における静磁場下着磁を行い、1テスラを上回る磁場捕捉に成功した。
1: 当初の計画以上に進展している
バルク体の試作、及び磁化に成功するなど、交付申請書に記載した以上の研究成果が得られたため。
H27年度には当初の計画以上の研究の進展が得られた。H28年度以降も引き続き、共同研究機関との緊密な連携の下に、交付申請書の研究計画に沿って研究を進める予定である。
すべて 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (6件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 4件、 査読あり 5件、 謝辞記載あり 5件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 5件、 招待講演 5件) 備考 (1件)
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http://www.tenure-track-tuat.org/scholar/technology/post_50.html