本研究は、新たなパルス波形の生成と信号処理の適用、さらに、通常では適用が稀な高周波数センサの最適設計・製作、並びに超低雑音アンプの適用など、超音波の送受信及び信号処理の全てにおいてハードウエア・ソフトウエアの開発を行った。加えて、世界最高水準の高精度かつ安定した流量試験設備を利用してそれら開発した計測手法の実流・実証試験を実施した。これらにより、広範囲の流量条件にも適用可能な流速分布流量計測法の開発、並びに中長期の流量監視への適用が可能な極微小な超音波パルス伝搬経路間の遅れ時間差の測定手法の開発を行った。
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