今後の研究の推進方策 |
該当年度ではこれまでの成果により得られる概念の拡充を目指し、ODF2, FBF1, CEP83, SCLT1, Cep89, Cep19などの既知Appendage構成蛋白質をはじめ、その他の中心体・繊毛構築関連因子についてもDNA損傷修復への関与を検証する。また、DNA損傷修復関連因子には中心体への局在が報告されているものの、中心体構造変換における寄与については不明なものが多い。これら因子の機能実態を検証する目的で、核膜崩壊を前提としない中心体構造変換を起こすmTec培養系への対象因子の発現抑制系の構築や各種阻害剤の投与により、これら因子の中心体構造変換に与える影響を検証していく。
|