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2018 年度 実績報告書

CXXCタンパク質によるエピジェネティック修飾の階層性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 15H05602
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

伊藤 伸介  国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 研究員 (50612115)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードCpGアイランド / ポリコーム / ユビキチン / 転写抑制
研究実績の概要

CpGアイランドはエピジェネティック修飾のプラットフォームとして寄与し、転写制御の中心であると考えられているが、そのエピジェネティック修飾を忠実に導入するメカニズムは不明な点が多い。本研究課題においてはCpGアイランドを認識して結合するCXXCファミリータンパク質に着目して、エピジェネティック制御が如何に誘導されるか明らかにすることを目的としている。本年度は主にKDM2Bに焦点を当てて解析を行ってきた。
CpGアイランドを認識し、結合する因子であるKDM2Bはポリコーム転写抑制複合体(PRC1)をリクルートする。本年度は、KDM2B-PRC1複合体の再構成を行い、その複合体形成の制御メカニズムを明らかにした。とりわけ、複合体サブユニットの拮抗的な結合による複合体の形成の制御、および複合体が複数のサブコンプレックスとして存在することを明らかにした。またこの制御メカニズムが細胞内で機能していることをマウスES細胞を用いて、ChIP-seq、RNA-seqによる解析により明らかにしてきた。加えて、KDM2B-PRC1の特異的サブユニットであるPcgf1 をノックアウトしたES細胞を用いて、PCGF1-RIGN1BによるKDM2B-PRC1の複合体制御がCpGアイランドのエピゲノム制御に機能することが実験的に示唆された。この制御機構が、CpGアイランドの忠実なエピジェネティック修飾の導入に重要な役割を果たすことが示され、これらの成果は論文としてまとめている。

現在までの達成度 (段落)

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

平成30年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2019 2018 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [国際共同研究] オックスフォード大学(英国)

    • 国名
      英国
    • 外国機関名
      オックスフォード大学
  • [雑誌論文] Synergy between Variant PRC1 Complexes Defines Polycomb-Mediated Gene Repression2019

    • 著者名/発表者名
      Fursova NA, Blackledge NP, Nakayama M, Ito S, Koseki Y, Farcas AM, King HW, Koseki H, Klose RJ.
    • 雑誌名

      Molecular Cell

      巻: 印刷中 ページ: 印刷中

    • DOI

      10.1016/j.molcel.2019.03.024.

    • 査読あり / 国際共著
  • [学会発表] ポリコーム複合体PRC1.1によるCpGアイランドのエピゲノム制御2019

    • 著者名/発表者名
      伊藤伸介
    • 学会等名
      第2回ユビキチン研究会
  • [学会発表] ポリコーム複合体PRC1.1によるCpGアイランドのエピゲノム制御2018

    • 著者名/発表者名
      伊藤伸介
    • 学会等名
      第41回日本分子生物学会年会ワークショップ

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公開日: 2019-12-27  

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