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2019 年度 研究成果報告書

胃癌領域における個人データに基づいたメタアナリシス

研究課題

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研究課題/領域番号 15H05661
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 疫学・予防医学
研究機関東京大学

研究代表者

大庭 幸治  東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 准教授 (30422926)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードメタアナリシス / 代替エンドポイント / 臨床疫学 / 胃癌 / データシェアリング / 国際共同研究
研究成果の概要

進行・再発胃がんを対象として過去に世界中で実施された17ランダム化比較試験6843名の個人データを収集することができた。GASTRIC 1st roundと併せると、進行・再発胃がんを対象とした臨床試験について、10,912名のデータを収集できたことになる。これらを用いて、進行・再発胃がんに対する治療法を評価するエンドポイントとしてゴールドスタンダードとされる全生存期間(Overall survival)を無増悪生存期間(Progression-free survival)で代替することが可能であることが示された。今後の治療開発をより適切に早期に実施するために有意義な結果を得ることができた。

自由記述の分野

生物統計学

研究成果の学術的意義や社会的意義

進行・再発胃がんにおいて、標準治療として確立されるためには全生存期間でその有効性を示す必要がある。近年、治療成績の向上だけでなく2次治療以降の治療が充実してきていることから差が検出し難くなっており、より多くの患者数やより長期の追跡期間が必要となっている。本研究では、全生存期間の代わりに無増悪生存期間を代替エンドポイントとすることで早期に妥当な評価を行えることを示すことができた。近年、新規治療法にかかる開発コストが非常に高価になってきていることからも、その意義は大きい。また、国際的な協力のもと、胃癌領域で世界最大規模の個人データに基づく臨床試験データベースを構築することができた。

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公開日: 2021-02-19  

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