研究課題/領域番号 |
15H05695
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
数物系科学
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研究機関 | 立命館大学 (2019-2020) 京都大学 (2015-2018) |
研究代表者 |
土山 明 立命館大学, 総合科学技術研究機構, 教授 (90180017)
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研究分担者 |
上杉 健太朗 (財)高輝度科学研究センター, 研究利用促進部門, 研究員 (80344399)
松本 恵 東北大学, 大学院理学研究科, 助教 (50725455)
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研究協力者 |
三宅 亮
滝川 晶
松野 淳也
伊神 洋平
キム テヒ
バッカーロ エピファニオ
中藤 亜衣子
延寿 里美
ゾレンスキー マイケル
中村-メッセンジャー 圭子
渡辺 隆行
渡部 直樹
伊藤 元雄
茅原 弘毅
安倍 正真
高山 亜紀子
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研究期間 (年度) |
2015 – 2020
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キーワード | 太陽系始原物質 / 彗星塵 / 炭素質コンドライト / 凝縮 / 宇宙風化 / 水質変成 / ナノX線CT / はやぶさ2 |
研究成果の概要 |
彗星塵物質の再現実験などにより、星周(太陽系外)および初期太陽系において、高温ガスからの凝縮が固体物質生成プロセスとして最も重要であることを明らかにするとともに、星間および太陽系天体表面における固体物質進化として、宇宙風化にともなう水(水酸基)の生成、小天体での初期水質変成、粒子の摩耗などの変成プロセスを明らかにした。 一方、新たに確立したマルチスケール3次元分析手法を始原的太陽系物質(彗星塵や炭素質コンドライト隕石)に適用し、「氷の化石」やC♪O_2♪に富む流体を発見、最近のダイナミックな太陽系形成論の物質科学的な証拠を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
上述の成果より、新しい太陽系始原物質生成・進化モデル(太陽系始原物質は局所的な加熱プロセスにより初期太陽系内の様々な領域で形成されたのち変成を受け、現在の小惑星や彗星の構成物質となった)を提唱した。また、JAXAの小惑星サンプルリターン計画である「はやぶさ2」に関して、模擬サンプルを用いたナノX線CTのリハーサル分析をおこない、初期分析の準備を整えた。
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自由記述の分野 |
地球惑星科学
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