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2018 年度 研究成果報告書

これまで見逃されていた好塩基球の存在意義と病態形成における役割

研究課題

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研究課題/領域番号 15H05786
研究種目

基盤研究(S)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

烏山 一  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (60195013)

研究期間 (年度) 2015-05-29 – 2019-03-31
キーワード好塩基球 / 炎症 / アレルギー / 感染免疫 / 疾患モデル動物
研究成果の概要

好塩基球は140年も前に同定された血球細胞であるが、数が極端に少なく好塩基球を欠損する動物も存在しないため解析が思うように進まず、生体内での役割は長い間謎であった。本研究では独自に開発した新規解析ツールを駆使して、これまで見逃されていた好塩基球の生体内での存在意義(寄生虫感染防御)と病態形成(慢性アレルギー炎症、慢性閉塞性肺疾患など)における重要な役割ならびにその作用機序を明らかにすることができた。

自由記述の分野

免疫学、アレルギー学、実験病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

好塩基球は末梢組織常在のマスト細胞と類似性があるため、血中循環型のマスト細胞亜型であると誤解され、長い間注目されることはなかった。本研究により、好塩基球がマスト細胞とは明らかに異なる役割を担っており、アレルギーなどの病態形成に関わるとともに、本来の存在意義が寄生虫感染防御にあることが明らかとなった。これらの知見は、アレルギー疾患の新規治療法開発や寄生虫感染に対するワクチン開発に役立つものと期待される

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公開日: 2020-03-30  

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