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2016 年度 実績報告書

子育て支援における循環型実践と非循環型実践間の学習と連帯

研究課題

研究課題/領域番号 15H05987
研究機関函館短期大学

研究代表者

榊 ひとみ  函館短期大学, 保育学科, 講師(移行) (30757498)

研究期間 (年度) 2015-08-28 – 2017-03-31
キーワード子育ての協同実践 / 循環型実践 / スタッフの協同学習
研究実績の概要

2016年度は、本研究における総括年度と位置づけ、研究協力先との信頼関係をもとに、データ収集、及び分析を中心に研究推進をしてきた。本研究助成申請時の計画においては、A県B市の事例を取り上げることとし、2015年10月に、A県B市の支援センターFの担当者(B市職員)に、本研究の目的と趣旨説明及び協力依頼を行ったが、A県B市支援センターFの同意・協力を得ることができなかった。このこと自体を、客観的事実と位置づけ、当初の計画とは異なる枠組みで研究を推進した。
子育て支援において非循環型実践(「支援-被支援」の二項対立型の支援実践)と循環型実践(親も支援実践を作っていく一員となっていく支援実践)が併存している事例として、A県B市内で行われている実践を位置づけた。また、非循環型実践と循環型実践が併存せずに、循環型実践が子育て支援の主流となっている事例として、P県Q市で行われている実践を位置づけた。Q市子育て課、およびQ市から子育てひろば事業を委託されている「Q社会教育センター」には、2015年12月までに本研究の目的と趣旨説明及び協力依頼を行い、本研究に対する同意・協力を得た。
新しい枠組みのもと、調査①(A県B市)、調査②(Q市)の二つの調査によって再構成し、調査①においては、2015年11~12月の準備期間を経て、2016年2月よりA県B市に住む0~2歳児を育てている親を組織化し、「子育て支援実践検討会」を立ち上げた。
調査②については、2015年10月、2015年12月、2016年1月にQ市にて予備調査を行い、2016年8月、9月、2017年1月に本調査を実施した。調査結果から、子育て中の親の自己肯定感を高める「循環型」の支援実践を行うためには、親を支えるスタッフ自身を支える構造が必要であること、すなわち、①スタッフ自身が孤立しないこと、②支援団体そのものが地域から孤立しないことが重要であるという結論を導出した。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017 2016

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 子育て支援における循環型実践への変容論理2017

    • 著者名/発表者名
      榊ひとみ
    • 学会等名
      日本保育学会第70回大会
    • 発表場所
      川崎医療福祉大学
    • 年月日
      2017-05-21 – 2017-05-21
  • [学会発表] 子育て支援における地域内実践団体間の学習と連帯2016

    • 著者名/発表者名
      榊ひとみ
    • 学会等名
      日本社会教育学会 第63回研究大会
    • 発表場所
      弘前大学
    • 年月日
      2016-09-17 – 2016-09-17
  • [学会発表] 子育て支援における循環型実践と非循環型実践間の学習と連帯2016

    • 著者名/発表者名
      榊ひとみ
    • 学会等名
      日本保育学会第69回大会
    • 発表場所
      東京学芸大学
    • 年月日
      2016-05-08 – 2016-05-08

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公開日: 2018-01-16  

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