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2015 年度 実績報告書

遺伝子編集技術を用いた表皮水疱症の多角的再生医療の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15H05999
研究機関北海道大学

研究代表者

新熊 悟  北海道大学, 大学病院, 助教 (00613788)

研究期間 (年度) 2015-08-28 – 2016-03-31
キーワード遺伝子編集 / 表皮水疱症 / CRISPR/Cas9
研究実績の概要

本研究の目的は、7型コラーゲン遺伝子異常により発症する栄養障害型表皮水疱症に対する再生/遺伝子治療法の開発である。網膜など、局所的な疾患に対する再生医療が実用化しつつある。しかし、表皮水疱症のような全身の皮膚粘膜にまたがる病変を有する先天性疾患では、遺伝子治療を施した再生細胞を全身にわたり生着させる必要があり、根治的な再生治療の開発には目途が立っていない。
本研究では、遺伝子変異部位を特異的に認識する遺伝子編集技術を用いた遺伝子治療を施した患者由来の皮膚細胞を直接患部に投与する局所的治療、間葉系幹細胞を全身投与し、局部で皮膚細胞に分化・機能する全身的治療を組み合わせた多角的な再生治療方法を開発する。
上記の治療法を開発するため、本研究では、以下の研究を行う。1)劣性栄養障害型表皮水疱症患者からの表皮角化細胞・線維芽細胞・間葉系幹細胞の樹立する。2)7型コラーゲン遺伝子変異特異的CRISPR/Cas9技術を用いた遺伝子治療する。3)表皮水疱症モデルマウスや免疫不全マウスを用いた治療の効果と安全性を評価する。
我々は、日本人に高頻度に認められ、重症型を呈する5818delCおよび6573+1G>C、比較的軽症なE2857Xを有した7型コラーゲン遺伝子変異特異的CRISPR/Cas9の作製に成功した。現在、栄養障害型表皮水疱症患者由来線維芽細胞に対し、遺伝子治療を行っている。今後、遺伝子治療を施した間葉系幹細胞を作製し、栄養障害型表皮水疱症モデルマウスを用いた治療効果と安全性の評価を行う予定である。

現在までの達成度 (段落)

27年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

27年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2017-01-06  

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