シグナルは癌の進展に関与すると考えられている。本研究は、細胞内シグナル伝達を遮断することで、TGF-betaシグナルを制御することを目的とした。私たちは、I型受容体であるALK1に結合する特殊環状ペプチドを同定し、I型受容体とBMPもしくはII型受容体との結合を阻害することで、シグナル伝達を遮断できないかと考えた。In vitroセレクション後、ALK1に結合する有望な特殊環状ペプチドとして、10^12種類以上を含むライブラリーより、ALK1-3R6-5を同定した。現在ALK1-3R6-5誘導体の化学合成を行っている。
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