高齢がんサバイバーが自己の役割をどうとらえているかを明らかにするために、因子探索型研究を行った。12名の対象者から得たデータを質的帰納的に分析し、高齢がんサバイバーは、がんに罹患しても実施可能な範囲で役割を保持しようとしていることが明らかになった。 さらに、学術論文の中で「高齢がんサバイバーの存在意義」の使われ方をみるために文献検索を行った。検索語は“old age”“cancer”“existence value/importance of existence/meaning of existence”である。和文献19件、英語文献23件が該当し、これらの文献を用いて概念分析を行っている。
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