研究課題
研究活動スタート支援
本研究においては,科学的概念の理解に対する「知識構成型ジグソー法」の効果の実態を解明し,理科教育におけるアクティブラーニング(AL)活用の指針を示した。6名の実践協力者と共に,「天体」と「イオン」の単元を中心とした授業研究を行った。その結果,「知識構成型ジグソー法」が,科学の概念や原理と児童生徒一人ひとりの持つ経験則やものの見方考え方を結びつける過程を支えることによって,理科の教科内容について深い理解を促すこと,手法の効果的な活用のために「モデル」を媒介として知覚経験と目に見えない科学の概念や原理をつなぐ活動を促す課題の設定が重要であるという指針を見出すことができた。
学習科学,科学教育