本研究の目的は、後期高齢者や身体的・認知的課題を抱える者も包摂可能な高齢者インプロ実践プログラムを開発することであった。①国内外のインプロ理論、高齢者学習論、介護福祉研究の文献レビュー、②海外の先進的事例調査、③国内でのアクションリサーチを通じて、高齢者の学習活動の特徴、舞台に立つことを通じた高齢者の意識・行動変容のプロセス、高齢者インプロ実践を支えるファシリテーターの役割について明らかにした。その結果、多様な高齢者が参加可能なインプロ実践プログラムと実践コミュニティを開発・創出することができた。
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