研究課題
研究活動スタート支援
聴覚障害の親をもつ健聴の子ども(CODA)は、幼少期より親への通訳役割を担い、親を擁護する認識を継続させることから、親子に役割逆転関係が生じると考え、その構造を検討した。その結果、CODAでは積極的と不可避的の両義的な親を擁護する因子が、親ではCODAへの被擁護因子が認められた。さらに、各因子に関与する諸要因の解析から、役割逆転関係が生じやすい傾向の機序が示され、親子の会話の重要性、通訳頻度を減じる必要性等の支援法の検討を可能にした。
社会福祉学(聴覚障害者支援)