研究課題
研究活動スタート支援
本研究課題の主たる指針は、水中でしか進行しない反応、水中でしか発現しない選択性を追求し、“水”を溶媒として積極的に活用することによって有機化学の新境地が切り拓かれる可能性を社会に提示することであった。結果的に、有機溶媒を凌駕する水の優位性を種々の不斉反応にて示すことに成功している。また共同研究の推進によって本分野における計算化学の活用や、生体触媒によってon応答する人工触媒系の構築など、水中反応の将来性を占う基礎科学的な基盤を養生することにも繋がった。
有機化学