これまで既存の天井やこれから設計する天井が落下した際の危険度を評価するため,人頭模型への天井材落下実験を1~20 mの高さから種々の材料を用いて行い,発生する衝撃荷重等を計測してきた.本研究では,天井材落下実験を模擬した数値解析を行い,今後新たに開発される天井材に対してより簡易に衝撃荷重を推定する手法の開発に取り組んだ. 本研究では,衝撃解析で得られた実験値と解析値に高い相関性があることが確認でき,また,これまでデータの蓄積が全くない天井材のひずみ速度依存性について,準静的載荷試験やSHPB法による衝撃試験を行うことで解析時必要となる物性値を取得した.
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