研究課題
研究活動スタート支援
本研究は、イオンチャネル形成ペプチド天然物であるポリセオナミドBの構造改変により、その極めて強い細胞毒性を制御するための方法論確立を目的とし、機能制御および詳細な細胞毒性発現評価のために必要となるポリセオナミドBおよびその類縁体の効率的な固相合成法の確立を目指した。適切な保護基戦略を用いることにより、ポリセオナミドBの固相全合成を達成した。これにより、これまで多段階の液相反応やHPLC精製を要した合成が、飛躍的に簡便な操作で実施可能となった。また、量的供給の観点からも優れた合成法を確立した。
有機化学、ケミカルバイオロジー