回盲部結紮穿孔(CLP)4日後に肺炎を起こすtwo hit modelで死亡率が上昇し、IFNβ投与が生存率を改善した。CLPによる免疫担当細胞の変化とそれに与えるIFNβの効果を検討した。CLP後の肺内KC, IL6は速やかに低下する一方、TNFαとIL-10は持続的に上昇した。健常な肺胞マクロファージにTNFαやIL10を加えると、dose dependentに貪食能が抑制されたが、IFNβを追加投与でその貪食能は復活した。サイトカインの曝露により肺胞マクロファージの機能に変化がおき、IFNβはその機能を復活させ、それがtwo hit modelの結果に影響していることが示唆された。
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