研究課題
研究活動スタート支援
本研究では、実用的な近赤外生物発光系の開発を目指し、新たなセレンテラジン類縁体の合成法の開発を検討した。その結果、パラジウム触媒を用いたクロスカップリング反応を連続的に利用することで、ピラジン環上に4つの異なるアリール基を順次導入する手法を開発することに成功した。また、オルト位に水酸基を有するフェニル基をピラジン環に導入できることを見いだし、この水酸基をトリフリルオキシ基に変換することで、縮環構造の構築の足がかりにできることを明らかにした。
有機合成化学