近年、Wnt signal pathwayと記憶・認知機能低下を主症状とするアルツハイマー病との関連が注目されている。本研究においては、咀嚼刺激低下モデルとして、3週齢から14週齢まで粉末飼料で飼育したマウスを用いた。飼育時に固形飼料群との間に体重差が生じたため、食事量の調整を行う必要性があり、モデル作成に多くの時間を割いてしまった。行動実験の手技は、獲得できた。しかし、western blottingによる鮮明なバンドが検出できていないため、現段階において、タンパクの発現の傾向しかつかめていない現状である。今後継続して実験を行い、定量する予定である。
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