数種類の赤潮原因植物プランクトンは日本産真珠貝の初期発生の段階に影響を与えることがしられている。養殖場でしばしば数種のプランクトンが同時にブルーミングを形成することがある。そこで、本研究では孵化後1日、6日、16日目の幼生に対して、複数の赤潮原因プランンクトンと共存することでどのような影響を受けるかについて調べた。具体的には、幼生を次の4種のプランクトンのうちの2種類と共存させ、成長に与える影響を調べた。その結果、次の4種の組み合わせが成長に悪影響を与え、高齢になるほど影響を受けやすかった。このような複数の赤潮を共存することが、二枚貝の発生に影響を与えることを示した世界初の研究結果である。
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