研究課題
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高次元の複素代数多様体が自然な計量を持つかというのは微分幾何の基本的な問題である。このことの最も自然な定式化として、偏極多様体が定スカラー曲率ケーラー計量を持つことはK安定性と呼ばれる代数的な条件と同値であると予想されている。我々は従来よりも強い一様K安定性という概念について調べ、これが定スカラー曲率ケーラー計量を臨界点として特徴付ける自然なエネルギー汎関数の増大条件に対応することを示した。これは従来の予想に対しても新しいアプローチを提供する。
複素幾何