研究課題
27年度で、研究成果の報告1.HF10-packaged GPC3が発現するアンプリコンでの樹状細胞の感染力を樹状細胞cell line DC2.4細胞を用いて、確認した。GPC3が発現するマウス卵巣がん細胞でのHF10の非増殖性も確認した。HF10のマウス卵巣がん細胞への細胞障害性が無かったことも確認した。2.HF10-packaged GPC3が発現するアンプリコンで感染する樹状細胞の経皮下投与(腫瘍の近傍)でGPC3が発現する皮下モデルのマウス卵巣がんのの増殖が抑えられた。3.HF10-packaged GPC3が発現するアンプリコンで感染するDCの経皮下免疫マウスの脾臓細胞へのGPC3が発現する卵巣がん細胞の刺激で特異なINF-gammaの分泌を検出された。4.腹膜播種のモデルでHF10-packaged GPC3が発現するアンプリコンが感染する樹状細胞の免疫経路(皮下、静脈、腹内)を検討した。結果は、その樹状細胞の腹内の投与により、42日の観察期間内、腹膜播種マウスの生存率が100%になった。静脈の投与により、42日の観察期間内の生存率が20%だった。皮下の投与のマウスの生存率がcontrolと比べて、生存率の有意差がなかった。5.三種の投与経路で治療した担癌マウスの腫瘍内のCD8+t細胞の浸潤を凍結切片の免疫染色で観察した。腫瘍内に浸潤したCD8+t細胞多少は腹内>静脈>皮下≧controlの順のように示された。
3: やや遅れている
Lamp-1とGPC3のキメラcDNAが発現するアンプリコンの構築が順調ではないため、アンプリコンによりLamp-1とGPC3のキメラcDNAを導入した樹状細胞での抗腫瘍免疫の誘導はGPC3を導入した樹状細胞の免疫誘導より強いことを証明できていない。
1.キメラcDNAが発現するアンプリコンの構築の方法を変える。2.腫瘍内の浸潤したCD8+細胞多少をFACSで確認する。3.Elispotで特異なt細胞の免疫反応を確認する。4.さらにCD4+t細胞の細胞障害性の有無を確認する。5.抗体によるCD4+t細胞のdepletがHF10-packaged GPC3が発現するアンプリコンの感染する樹状細胞の抗腫瘍効果にどうな影響を与えることを調べる。
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