微小重力環境が惹起するラットの歩容変化が遠心重力を用いた高荷重介入によって軽減され得るというこれまでの成果をもとに、介入の至適強度および至適持続時間を検証している。現在のところ、至適範囲より過大および過少な介入では効果が少ないことが明らかとなりつつある。この成果は平成27年11月21日の第61回日本宇宙航空環境医学会にて発表された。
今年度は動作変化の背景と考えられるラットの中枢神経組織評価のためのパイロットスタディが進行中であり中間報告を平成28年6月にフランス・トゥールーズにて開催される第37回国際重力生理学会にて発表予定である。
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