レーザディスプレイやレーザ描画装置等への応用を目指し、新たな電気光学変調器を用いた二次元空間光変調器を実現のための理論検討およびデバイス試作・評価を行った。レーザディスプレイを構成する三原色光源を同一基板上で変調するための周期分極反転構造を設計した。各波長に対して適切に分極反転周期を決定することにより、クロストークレベルは0.34%以下の高コントラストの空間変調動作が期待できる。高パワー変調に適した5 mol%酸化マグネシウム添加ニオブ酸リチウム結晶に周期分極反転構造を形成した。画素電極に変調信号を与えたところ、変調信号の変化に応じた所望の光変調動作が確認でき、高速動作の予備的知見も得られた。
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