本研究は、RGB-Dカメラによる継続的な三次元計測(時空間センシング)に基づく乳牛の健康状態推定を行った。時空間センシングに基づく乳牛の時空間データと酪農家の経験知(酪農家による健康状態スコアの測定値や健康状態に関する知見)を時系列的にデータベースに蓄積し、これらを学習データとして乳牛の状態推定に用いる。本研究期間においては、斑紋と歩き方を併用した乳牛の個体識別、乳牛の歩き方から蹄の疾病を軽度のうちに発見する手法の開発、およびそれらを実現するための酪農家の経験知と時空間データを融合したデータベースの構築を実施した。 本研究の成果に関して、実用化を見据えた特許出願および論文発表を行った。
|