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2015 年度 実績報告書

中枢神経障害に対する幹細胞治療とロボットを使用したリハビリテーションの併用効果

研究課題

研究課題/領域番号 15H06430
研究機関広島大学

研究代表者

猪村 剛史  広島大学, 医歯薬保健学研究院 (保), 助教 (80760016)

研究期間 (年度) 2015-08-28 – 2017-03-31
キーワード間葉系幹細胞 / 細胞移植 / リハビリテーション / ロボット
研究実績の概要

本研究のテーマである脊髄損傷モデルラットに対する間葉系幹細胞を用いた細胞治療とロボットを使ったリハビリテーションの併用効果の検証に向け、本年度は、移植に用いる間葉系幹細胞の特性評価およびラット脊髄損傷モデルの作製方法ならびに間葉系幹細胞単独の移植効果について検討を行った。移植に用いる細胞の特性評価について、骨髄組織からの樹立方法を確立し、樹立した間葉系幹細胞は増殖能および骨細胞、脂肪細胞、神経細胞へ分化可能な多分化能を有することが確認された。脊髄損傷モデルの作製方法に関しても検討を行い、本研究の治療アウトカムとして検討している運動機能障害の重症度において再現性高く作製することが可能となった。間葉系幹細胞単独の移植効果について、脊髄損傷モデルを用いた動物実験の結果、損傷後に治療介入を行わない群と比較して間葉系幹細胞を移植することで、運動機能が改善する結果が得られた。さらに、脊髄損傷モデル動物用のリハビリテーションロボットの開発についても検討を進め、脊髄損傷によって運動麻痺が生じた後肢それぞれに対し運動制御が行えるトレッドミル装置の運動原理研究およびロボットの設計が完了している。
本研究成果の一部は、再生医療関連(第15回日本再生医療学会総会)の国内学会で発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

移植に用いる細胞の特性評価や動物実験に関して実験を進め、その一部を学会で発表することができた。

今後の研究の推進方策

今後は、本年度の研究成果を活かし、細胞移植とロボットを使用したリハビリテーションの併用効果について研究を進める予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] ヒト頭蓋骨由来間葉系幹細胞の樹立方法の検討2016

    • 著者名/発表者名
      猪村 剛史
    • 学会等名
      第15回日本再生医療学会総会
    • 発表場所
      大阪国際会議場
    • 年月日
      2016-03-17 – 2016-03-19

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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