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2016 年度 研究成果報告書

近代日本のアジア主義形成に関する思想史的・地域史的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15H06455
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 日本史
研究機関愛媛大学

研究代表者

中川 未来  愛媛大学, 法文学部, 講師 (60757631)

研究期間 (年度) 2015-08-28 – 2017-03-31
キーワードナショナリズム / アジア主義 / アジア認識 / アジア経験 / 国粋主義 / 高須謙三 / 中川虎之助 / 青山好恵
研究成果の概要

アジア主義と呼ばれた地域秩序構想はいかに形成されたのか。1880-1890年代を対象とする本研究は、実業を通じてアジアと関わり、またはメディアを通じてアジア情報を発信した人びと(高須謙三・中川虎之助・青山好恵)のアジア経験に注目した。
結果、朝鮮貿易に携わった高須の事業は興亜論に基づいていたこと、日本のアジア進出に伴い中国貿易や石垣島・台湾での製糖業を展開した中川は保護主義を唱えていたこと、青山が朝鮮仁川で発行した日本語紙『朝鮮新報』は日本国内でも流通し朝鮮観形成に強く影響していたことが明らかとなった。このようなアジア経験が、アジアを想像し地域主義を構想する際の基礎となったのである。

自由記述の分野

日本史

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公開日: 2018-03-22  

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