研究課題
研究活動スタート支援
本研究の目的は,金融市場における競争を分析するための枠組みの構築である.本研究の成果として,非対称情報下における寡占市場における,先駆的な事業者の優位性について,理論分析による結果を得た.それにより,他の事業者に先駆けた市場参入が有利に働くためには,競争相手となる事業者が多く競争圧力が大きいこと,及び収益性に関する予測が必要以上に正確でないこと,という条件が必要であることが明らかにとなった.
応用ミクロ経済学