上皮成長因子受容体阻害薬(Epidermal growth factor receptor inhibitors:EGFRIs)はがんの治療に有効であるが、副反応としてざ瘡様発疹症を来し、EGFRIsの投与を中断せざるを得ない場合がある。ざ瘡様発疹症の機序については不明点が多く、我々はaryl hydrocarbon receptor (AhR)とnuclear factor erythroid 2-related factor 2 (Nrf2)の活性化がこの機序に関与していないかを研究した。EFGRIsはAhR-Nrf2の活性化をより強力に誘導し、 ざ瘡様発疹症を発症する可能性が示唆された。
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