途上国における貧困の削減と経済成長のためには、安定した雇用の創出が必要不可欠となる。途上国の企業のほとんどが中小零細企業であることに鑑みると、こうした企業の経営者が途上国の発展において果たすことのできる役割は大きく、途上国の中小企業零細企業の発展パターンを解明することは、学術的にも政策的にも大きな意義を持つ。本研究では、応募者が過去に調査を行ったベトナムとフィリピンにおいて再度現地調査を行い、データを収集することでパネルデータの構築を行い、最新鋭の計量経済学の手法を用いながらデータの統計分析を行った。
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