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2016 年度 実績報告書

認知症患者の攻撃的行動に対する熟練看護師の観察の視点及び看護ケアの実際

研究課題

研究課題/領域番号 15H06541
研究機関三重県立看護大学

研究代表者

鈴木 聡美  三重県立看護大学, 看護学部, 助教 (80442193)

研究期間 (年度) 2015-08-28 – 2017-03-31
キーワード看護学 / 認知症看護
研究実績の概要

本研究の目的は、認知症患者の攻撃的行動に対して認知症患者の看護経験が豊富であり、熟練した技能を持つ看護師が、どのような視点で患者の観察を行っているのか、また攻撃的行動に至らないためにどのような看護ケアを行っているのか、さらに攻撃的行動に対してどのような看護ケアを行っているのかを明らかにすることである。
平成28年度は、前年度に引き続き認知症患者への看護経験が豊富な認知症看護認定看護師への面接調査とデータ分析を行った。研究対象者は5名、看護師の平均経験年数は23年、認知症看護認定看護師の平均経験年数は5.8年であった。面接調査から、熟練した認知症看護認定看護師は、認知症による脳の器質的変化に関する知識を前提にしつつ、その患者の攻撃的行動を単なる症状ではなく、人間として必然的な反応だとも捉えていた。その上で、客観的なデータや患者の言動から身体症状の有無や、その人が不快に思っている環境は何であり、どのような状況からそのような攻撃的な言動が表出されたのかをカルテや周囲のスタッフからの情報を含めて観察・判断していた。攻撃的な行動を予防するためには、観察した情報から判断した患者にとって不快な環境を改善したり、疾患による認知機能の変容を考慮して、患者が状況を把握できるよう視野に入る場所に位置したり、ゆっくりと近づくなどの対応をしていた。攻撃的行動に対しては、患者本人や看護師、周囲の人々の安全を確保したうえで、患者を不快な環境に置かないようにあえて1対1で長い時間を取って対峙し、患者の気持ちを聴いて共感していた。話を聴く際には、現状の不快な思いだけではなく、患者のこれまでの人生や生活を聞くなどして、患者の理解者となり、その患者が安心できるような言葉かけを工夫している様子が明らかになった。今後はさらに詳細に分析を進め、認知症患者の攻撃的行動に対する看護実践の構造を明確化することが課題である。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2018-01-16  

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