GDLD におけるTACSTD2 遺伝子がどのようにCLDN1 とCLDN7 タンパク発現を低下させ、バリア機能を破綻させるかを確認するために、GDLD 患者由来の角膜細胞モデルを用いて、CLDN1 とCLDN7 を指標とするレポータラインを樹立することを試みた。現在、Addgeneから予定通りのVectorを購入し、レポーターラインを作成した。また、不死化細胞における培養上清を用いて、IL-2、IL-6の炎症性サイトカインのレベルをELISAで調べる事で、創薬スクリーニングのさらなる絞り込みを行う事ができると考え検討し解析中である。またGDLD患者由来の不死化角膜上皮細胞では、正常の不死化角膜上皮細胞株と比較すると、PKCの発現が著明にあがっていることをmRNAレベル、タンパクレベルで確認し、新たな治療ターゲットになることがわかった。
|