地域包括支援センターにおける保健師活動モデル構築への示唆を得ることを目的とした。関東・東海圏の保健師13人へのインタビューを行った後、全国の保健師・主任介護支援専門員・社会福祉士を対象に横断的質問紙調査を実施した。調査票は3179人に送付し、721人から回答を得た(回収率22.6%)。「地域高齢者への相談支援」「介護予防ケアマネジメント」「地域住民が主体的に活動する地域組織の育成」「地域住民を対象とした介護予防事業」「地域の保健医療福祉専門職・機関のネットワーク構築」に関連する31項目が挙げられた。保健師と他の専門職との認識の差がある活動がみられ、有機的な活動への課題の検討が必要である。
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