高齢者の痛み行動観察尺度(日本語版DOLOPLUS-2尺度)を臨床へ普及することが求められており尺度の適用(Setting)についてより明らかにする必要があった。がん専門病院の看護専門看護師2名に依頼し尺度の試用を実施した。その結果在宅での活用が望まれるのではとのコメントであり、在宅での現状を把握するため10名の熟練訪問看護師へのインタビューを実施し、35のサブカテゴリー、6のカテゴリーに分類できた。【暮らし】を看護ケアのゴールとする在宅看護としての内容が語られ、本尺度の疼痛評価の視点と非常に類似していることが明らかになった。
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