研究課題/領域番号 |
15H06605
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
河西 恵美 順天堂大学, 医療看護学部, 助教 (80760545)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | パーキンソン病 / 転倒 / 症状認知 |
研究実績の概要 |
本研究では、PD患者の転倒を防ぐ看護を解明することを大目的とし、医療者と患者の症状認知には差異が生じているものという仮説を立て、転倒と医療者の評価および患者の症状認知における差異との関連を明らかにすることを目標とする。 H28年度は、PDの疾患背景、転倒関連要因、症状認知、患者を取り巻く心理社会的な問題について既存の研究結果を参考にし、調査用紙を作成した。 その後、関連する施設の研究等倫理委員会で研究の承認を得、各調査施設の研究協力者との打ち合わせを行い、調査の手順等を確認し調整した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成28年10月、PD(パーキンソン病)患者の転倒に及ぼす関連要因調査用紙の作成のため条件設定を行っていた所、当初想定していた項目では十分な評価が得られないことが判明したため、専門家の意見を取り入れ調査用紙の項目の見直しを行う必要が生じた。
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今後の研究の推進方策 |
PD症状における医療者の客観的評価と患者の主観的評価および、PD患者の転倒頻度、疾患背景、心理社会的背景について、質問紙を用いて調査する。 調査の結果から、医療者の症状の評価と患者の症状認知における差異について明らかにし、質問紙調査の結果から、転倒の関連要因について統計学的に分析する。 上記を論文にまとめ、研究成果を関連する学会で発表する。
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