研究課題
研究活動スタート支援
本研究の目的は,言語統計解析に基づく計算モデルを用いて,日本語と中国語の帰納的推論の比較研究を行うことである.まず中国語と日本語における名詞と動詞の関係に名詞と形容詞の関係を加えた大規模言語データの統計解析に基づき,より精度の高い両言語の帰納的推論の計算モデルを構築し,心理学実験によりモデルの妥当性を検証した.さらに同じ入力に対する両言語の計算モデルの出力結果を比較し,両言語の背景にある文化や社会システムの共通性と差異を検討し,文化比較の新しい方法論を提案した.
推論、言語処理、認知科学