緩和ケア病棟に入院する終末期がん患者の家族介護者を対象に、Quality of Life (QOL) の実態を明らかにすることと、ケアの満足度とQOLとの関連を検討することを目的とし、質問紙を用いた横断的観察研究を実施した。また、目的を達成するために2つの予備調査を実施した。 SF-36を調査して国民平均値と比較した結果、Physical Component ScoreとMental Component Score(PCS:p = 0.032、MCS:p = 0.038)に有意差があった。今後も調査を継続し、ケアの満足度がQOLを向上させる介入の視点になるかどうかについて検討していく。
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