メカニカルストレスとして用いた低出力超音波(Low-intensity pulsed ultrasound)刺激を骨芽細胞に与え、LIPUS刺激が骨芽細胞の骨形成におけるコラーゲン代謝に及ぼす影響を細胞生物学的・分子生物学的に解明する事を目的とした。 結果、LIPUS刺激によりI型コラーゲンの発現増加と、MMP-1、3および13の発現減少を認めた。しかし、MMP-2とTIMPsに影響を及ぼさなかった。以上より、LIPUS刺激は骨芽細胞のATP-P2X7受容体を介してコラーゲン代謝を合成に傾ける事が示唆された。
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