In vivoにおいて強い矯正力を負荷してから7日目で圧迫側歯根膜にJagged1陽性細胞の発現を認めた。また至適矯正力を付加してから7日目で圧迫側歯根膜にWnt5a陽性細胞の発現を認めた。In vitroにおいては1 gのcompression forceを加えた群(1 g群)ではWnt5aの遺伝子発現が4 gのcompression forceを加えた群(4 g群)ではJagged1の遺伝子発現が増加した。 以上のことから強い矯正力を負荷した際はNotchシグナル関連遺伝子が, 至適矯正力を負荷した際はWntシグナル関連遺伝子が多く発現することが示唆された。
|