研究課題
平成28年度は抗癌剤のエマルジョン化に関して追加実験を試行した。前年平成27年度の実験では光学顕微鏡によるエマルジョンの観察に留まり、粒子径分布に関する知見を得ることができなかった。粒子径分布を求めるためには一般的にレーザー解析等による粒度分析が必要であるため、これを行うと試みた。しかし費用が高く、施行困難であることが判明した。このためデジタルマイクロスコープを用いて粒子径測定を行った。この測定によりほぼ単一のピークを有する粒子径分布が得られていることがわかり、単分散系エマルジョンの作成に成功したことが判明した。また異なる温度、ph環境下でもエマルジョンの安定性を検討したところ、異なる条件下でも比較的安定であることが判明した。この研究成果を元にした論文を現在執筆中である。国際学会であるCIRSE 2016に参加し、当該研究に関する知見を深めた。
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Cardiovascular and Interventional Radiology
巻: 印刷中 ページ: 印刷中
10.1007/s00270-017-1599-z
European Radiology
10.1007/s00330-016-4573-2
巻: 39 ページ: 750,760
10.1007/s00270-015-1248-3