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本研究は、福島原発事故後、福島県外への避難を経験した育児中の母親の思いについての継続研究として、福島原発事故発生から3年目と5年目時点における福島県外への避難を経験した母親の福島県に戻ってからの思いを明らかにすることを目的に、福島原発事故後、県外避難経験がある、福島原発事故発生から3年目の時点で福島県に戻っていた母親で、かつ福島原発事故当初乳幼児を育てていた母親6名に半構成的面接を行った。その結果、子どもへの放射線の影響に対する心配が継続していたことなどが明らかとなった。放射線という問題が解決していない状況からも、継続的かつ長期的な視点で、母親の生活や育児への支援の必要性が考えられた。
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