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2016 年度 実績報告書

カカオ豆抽出物による歯周病の改善効果に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 15H06697
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

佐々木 悠  神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 特別研究員 (50757200)

研究期間 (年度) 2015-08-28 – 2017-03-31
キーワードカカオ豆抽出物
研究実績の概要

歯周病感染領域における治療は、歯周外科治療や抜歯などの外科処置が主であり、口腔内の血管や歯槽骨喪失に対する内科的アプローチはほとんど行われていない。カカオ豆抽出物は、Streptococcus mutans の産生するグルコシルトランスフェラーゼを阻害して細菌の付着性を減少することや Porphyromonas gingivalis (P. g )のコラゲナーゼ活性を抑制することから、歯周組織を健全に保つ作用があると考えられる。そこで、2種類のカカオ豆抽出物(Cacao Bean Polyphenol Extract (CBP)およびHPカカオエキスPW-VE-R(PW-VE-R))の歯周病原細菌であるP. g ATCC 33277に対する抗菌効果について検討を行った。その結果、カカオ豆抽出物であるCBPおよびPW-VE-RのどちらにもP. g に対する抗菌効果が認められたが、PW-VE-R と比較してCBPの方が強い効果を有していた。また、カカオ豆抽出物作用後のバイオフィルム形成した菌体をLIVE/DEAD染色することによりその効果を有することを確認した。さらに、カカオ豆抽出物は、活性酸素種であるスーパーオキシドの消去能を有することがERS分析によって明らかとなった。スーパーオキシド消去能についても抗菌効果と同様に、PW-VE-Rに比べCBPの方が増大していた。また実験的歯周炎において、P. g感染後にカカオ豆抽出物を投与した群は、骨吸収量の抑制が認められた。

現在までの達成度 (段落)

28年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

28年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 産業財産権 (1件)

  • [産業財産権] 口腔用組成物2017

    • 発明者名
      佐々木悠
    • 権利者名
      佐々木悠
    • 産業財産権種類
      特許
    • 産業財産権番号
      2017-048818
    • 出願年月日
      2017-03-14

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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